10月7日の法要

恒例の両祖・開山・歴住忌法要を行いました。

曹洞宗の教えを日本に伝えた道元禅師と、その教えを全国に広める礎となった瑩山(けいざん)禅師のご命日を偲ぶとともに、ご開山(寺を開いた住職のこと)と歴代の住職への報恩の思いをささげる法要です。

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その法要に先立って、午前中には戒名授与式を行いました。

これは永祥寺のお檀家の方だけが参加できる式で、お釈迦様から連なる菩薩としての生き方「十六条の戒」を受けて正式に仏教徒となっていただき、住職が戒名をお贈りするというものです。

戒名を希望される方は午前中の式から出ていただき、午後の両祖開山歴住忌、布教師様のご法話の終了後(15時ごろ)に戒名が授与されます。

永平寺と總持寺の両大本山でも戒名を頂く式は毎年行われております。

一週間ほどかかる長い日程ですが参加して頂くと、大本山の厳粛な雰囲気の中で仏心が目覚めるような深い感動を味わっていただけます。

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輪袈裟の授与

今回は19名が参加されました。

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午後の法要後は特派布教師様のご法話

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高知県浄貞寺住職 伊藤正賢老師

お檀家さんとの交流の中で深く心に残ったエピソードや、法句経の一文を用いたお話、修証義の思想を一言で言い表したお話をしてくださいました。合掌。

最後にお釈迦様の弟子となられた証「血脈」を皆さんにお渡しして、全ての式が終了しました。

今回の法要のご志納金は全額を台風10号で被害を受けた自治体に送金させていただきました。

皆様のご理解ご協力に感謝申し上げます。