お寺ヨガに足をお運び頂いている皆様に厚く御礼を申し上げます。お寺ヨガの日程発表日に関してご連絡いたします。
平成30年2月のお寺ヨガの日程は、1月4日の12時30分に発表とさせていただきます。
いつもは毎月1日発表ですが、お正月ですから…よろしくおねがいたします。
振り返ると今年はお寺ヨガとともに過ごした一年でした。
全ては1月に開催した僧侶Cafeにお一人でご参加され、お寺ヨガの話を持ち込んでくださった角畠先生のおかげです。その時に角畠先生の席につかせて頂いたのが私でした。

当初はどうやって宣伝しようか思案しましたが、先生の生徒さんに加え坐禅会に足を運ばれている方々にも興味を持たれる方が多く、初回から満席になりました。永祥寺だよりで大きくページを割いて宣伝したことも少しは効果があったのか、その後も定員割れすることなく安定した開催が続いていましたが、8月の新聞掲載が転機となったように思います。
十勝毎日新聞社様に大きな写真で取り上げていただいたことで一気に知名度が上がり、9月からは募集開始日に全日程満席となり、開催日を月3回に増やしてもなおキャンセル待ちをしていただいている状況です。
11月にはNHK札幌放送局様の夜のニュース内で全道にテレビ中継され、毎日のようにお檀家さんから「テレビ見ましたよ」とお声をかけて頂いています。
この機会で初めて本堂に入ったというお言葉をいただくこともあり、そういった方々が集まられている姿を見ているとお寺ヨガを始めることができた感謝の思いが溢れてきます。
本堂というのは祈りと説法の場です。(ほぼ)毎日我々僧侶が坐禅をし、礼拝を行っている「祈り」に満ちた空間ですから、ある意味でパワースポットと言えるのではないかと密かに考えています。
スポーツクラブでのヨガも気軽で設備も快適で良いものと思いますが、本堂でのヨガは多くの人にとって全くの非日常体験となります。面白いですよ。初心者の方にも丁寧にご指導くださるので、安心してお申し込みください。
ご参加いただいている皆様も、ヨガ終了後のKanaeさんや私の話にまでお付き合いくださりありがとうございます。今後ともご参加のほどをお願いいたします。
第210回坐禅会終了

42名のご参加をいただきました。心から感謝申し上げます。
毎回講話をさせていただくことが私の頭の中を整理する貴重な機会となっています。坐禅をする意味をかなり言語化できるようになったと思います。
今回の講話は「廓然無聖(かくねんむしょう)」。この世のあらゆる存在には、そもそも聖や凡という区別はない。全てのものが対等で、同じ命を生きているのに、我々は認識する対象に名前をつけて区別をする。
生まれたての赤子には対立は無いのに、名前を呼ばれながら成長するということは対立概念を植え付けられているということであり、やがて人々はこの対立の中でしか考えを進められなくなってしまいます。
引用:ブラジルサンパウロ 曹洞宗佛心寺 寺報2017年8月号より 住職 采川道昭老師
日常生活の指針としてどう落とし込むかちょっと苦心しました。命に聖や凡という区別は無いと言われても花が咲いたら愛おしく感じ、草が生えたら嫌な気持ちになってしまうのが人の心。対立を超えた物の見方にいたるのは容易ではないことですが、そこを求めるのが仏道修行であり、自他の命に対する認識が変わっていくんでしょうねーという結び。
困った時のギター演奏。戦場のメリークリスマスの出だしだけ披露させていただきました。