ゴミになったお供え物

概要

  • お供え物は「その日のうちに」全てお持ち帰りいただくようにお願いしています
  • その日のうちが無理であれば、数日以内に回収にきていただくようにお願いしています
  • ご理解が広まり、お供え物の廃棄が減ってきています
  • 2028年のお彼岸までに、今から8年かけてお供え物の廃棄ゼロを目指しませんか?

三年前から納骨堂の全フロアにこの掲示をしているので、納骨堂にお参りにこられている方はご覧になったかと思います。  

二年間で四百キロ近くも少なくなりました。皆様のご理解に感謝申し上げます。  

大本山永平寺での毎日のお供え物は、お経が終わったらすぐ下げて私たちの食事に混ぜて食べます。尊い命を食事としていただくのだから、一切無駄にしてはいけないという考えのもとで生活が行われているからです。当寺もその教えを受け継いでいますのでお供え物の廃棄ゼロを目指し、最終的には廃棄作業を止めたいと考えています。

思えば本山で修行していた頃、あまりの空腹に耐えかねて参拝客の食べ残しを集める汚れたバケツに入った残飯を食べてどうにか体を維持していました。その経験もあり、寺でお供え物が大量に廃棄される様を見るのは強い違和感を覚えます。  

廃棄作業にかかる費用は少なく、お寺の運営には全くもって負担ではありません。  

廃棄作業を委託している業者さんから派遣されて来られる作業者の中にはお檀家の方もおられ、毎年「やりたくない仕事」「もったいない」「住職もっと訴えかけないと」とおっしゃられています。本当にそうだろうと思います。  

お供え物をその日のうちか彼岸明けまでにお持ち帰りいただくと廃棄作業の手が入らずに済みます。もしかしたら、おりんの棒や花びんを紛失する事も少なくなるかもしれません。  

廃棄せずに寄付すれば良いというご意見に対して

廃棄するのはもったいないので、集めて孤児院などに持って行ってはどうかというご意見を頂戴することがあります。確かに廃棄前にその一部でも食べていただけたら良いのですが、「お供え物を置きっぱなしにしても回収して児童養護施設に持って行ってくれる」となると、誰もお供え物を下げてくれなくなるでしょう。これまで以上に廃棄が増えるのは明白です。

おてらおやつクラブ活動を通じてそのような支援に参加しています。お供え物については、廃棄をゼロにする方向で努力しています。

今後も呼びかけを継続し八年程かければ十分に廃棄作業を止められると考えています。つつしんで皆様のご理解とご協力をお願いいたします。