全国曹洞宗青年会が昨年製作し、2019年カンヌ国際映画祭に正式出品された映画『典座-TENZO-』のクラウドファンディングお礼のDVDによる上映会を開催します。
製品版では無いので画質は粗いです。日本の僧侶の清濁をリアルに描いた点に加え、映像の美しさもカンヌで好評だった作品なので残念ではありますが皆様にご覧いただける準備が整いました。
この日のために大型スクリーンを購入して待っていました!!
作品自体が62分で何度も見返せるちょうど良い長さ。本堂で映画が観られる貴重な機会です。ぜひお申し込みください。
開催要項
日時
令和2年- 6月23日(火)満席
- 6月29日(月)満席
- 7月11日(土)満席
- 7月17日(金)あと1名
お申し込みが多ければ日程を追加します。
定員
- 椅子を用意しますので、他の方と距離を開けてお座りください。
- マスクの着用をお願いいたします。お忘れの方はお申し付けくださればご用意いたします。
参加費
無料
申込方法
メールにお名前と人数を明記し、私あてにお申し込みください。hidemichi.zen@gmail.com(織田秀道)
海外メディアの反応
・今年カンヌで見た中で最も長い映画ではないが、確実に、最も印象的な作品の一つだ。
・完全に没入してしまう、純粋で自然な最高の映画づくりである。カンヌで上映されるべきであり、絶対に見るべき作品だ。
・素晴らしい手腕を見せた富田は、友人やプロの俳優ではない人々を起用することで知られており、本作でも同じスタイルをとっている。
・主演の2人、河口智賢と倉島隆行はとてつもなく印象的である。富田と相澤虎之助による脚本は、いいテンポで素晴らしい。フレーム毎に美しく、スタジオ石(古屋卓麿、向山正洋)による息をのむ映像の祝宴は、物語が進む間ずっと観るものを魅了する。
・完全に没入してしまう、純粋で自然な最高の映画づくりである【転載元:The Hollywood News】
・「素晴らしい」「ワンダフルフィルム」「狂気に満ちたカンヌで禅のように穏やかな島」「心に響いた」【Curzon Cinemas(英国のPodcast)カンヌレポートから】
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典座の反響まとめ
Twitterに投稿された反響の一部 アップリンク渋谷・吉祥寺
- 空族の新作「典座」がとてつもない映画で放心中です。テレンスマリックとかキアロスタミの域までいっちゃってる。取り急ぎ。。。
- 空族の新作「典座」まじで良かったな。多幸感に満ちて泣きそうになった。サインまでもろうてしもうた。
- アップリンク渋谷で観た「典座-TENZO-」、青山老師の語りがメチャクチャ良かったなー。 根源的な所で語られるその話に釘付けにならずにはいられなかったし、一つ一つ語られて行くその言葉を噛み締めたくらなるし、大事にしたくなる。 ずっと聴いていたかった位、素晴らしかった。
- 映画「典座」を観る。「国道20号線」以降、富田克也監督作品は観るようにしている。今回は東日本大震災以降、3人僧侶の人生をフィクションを織り込んだドキュメントで描く一時間強の中編。仏教という地道なネタながら、この監督ならではのグルーヴ感ある演出シーンは見所。
- 面白かった。曹洞宗製作の仏教映画も、空族が撮ればフィクションとドキュメントが入り乱れ、宇宙的な幻想シーンも登場するポップな作品に仕上がってしまうからビックリ仰天。青山俊董老師の言う台詞が「仏教に反発してキリスト教を試したことがある」といちいちパンクでカッコイい。
- 映像制作集団「空族」最新作『典座-TENZO-』@吉祥寺アップリンク 「ドキュメンタリーフィクション」と呼びたくなるような手法により速攻性と持続性を併せ持つエモーショナルが充填された稀有な一作。 3.11は若いお坊さんたちが変わるきっかけでもあった。
- 典座、とてもおもしろかった!現代日本において仏教はどうあるべきか、どうあろうとしているのかがよく伝わってきた。
- 前からとても気になってた富田克也監督作品であり、青山俊董老師との対話というドキュメンタリー部分を観たくて鑑賞。 上映後監督が仰ってたように、青山俊董老師の滅私利他の精神はスクリーンを通しても深く伝わってきた。 震災でなぎ倒されたままの福島の墓石に絶句。
- 「典座」見てきました。 心のおきどころや信じられるものが失われて息苦しい時代ですが、そこに対してのお坊さんたちの思いとフィクションの力にグッと来て、たくさん話して泣いて、今放心。 ”現在の日本のすがた”だし、もっと大きななにかを見た気がします。ぜひ sousei.gr.jp/tenzo/
- 『典座 -TENZO-』を観て、信仰というのは無闇に信条を委ねるということではなく、生きていく上でのすべての行為の規範を自ら考え、更新し、律していくことなのかなと思った。
- 典座 TENZO を観た。仏教を扱った内容で一見、堅そうとか難しそうとか思いがちだけど映画としてちゃんと楽しめる作りになってるし、お坊さんの人間的な魅力を感じられたり青山老師の言葉に宇宙を感じさせてくれる演出や宗教について色々と考えさせられたりもして楽しめた
- 空族の新作『典座』を見た。曹洞宗が製作した映画だけど鋭い仏教批判が含まれていて見応えあった。この映画が愛知トリエンナーレで上映されていたのは象徴的。
- 想像と違う映画!?最初は戸惑いつつも、今の日本の様々な課題に丁寧に向き合っていて、強さと優しさを感じて引き込まれました!青山老師にお会いしたい!
- 典座、空族らしいヒップホップムービー要素もあり、何故か鎮座DOPENESSがチラッと出てたりします。
- 映画『典座』アップリンク渋谷 いま最も話を聞いてみたい曹洞宗の僧侶として登場した青山俊董老師。なぜ永平寺の貫首ではなく青山老師だったのだろうと思っていたが、映画を見てなるほど、と。 この映画は、理想としての宗教の教えを伝えたいのではなく、宗教はリアルに人を救えるのかという問なのだ。
- 俺のおじいとおばあの分骨が曹洞宗の大本山である永平寺に眠っており、富田克也監督の新作「典座」は全国曹洞宗青年会の実際の僧侶が演じる仏教ムービーで縁に導かれる感覚。禅とサイケという不謹慎な切り口でも強烈なトビを示され思わず落涙。今年中に永平寺に行こうと決意。風鈴の音の美しさ。円環。
- アップリンク吉祥寺で『典座-TENZO-』鑑賞。 ぼんやりと生き方に惑っていたところだったので、青山俊董老師との対話や青年僧侶の方々の暮らしに触れ、道筋が見えた気がする。銀河の彼方にまで意識を広げさせてくれる青山老師の禅問答、本当に圧巻。今まで閉じてた目がカッと開く感覚に。
- 宇宙・仏教・HIP HOP。 そして無常の事ども。 そこと切り結ぶ映画。 #典座 曹洞宗の寺院を訪ねそこでの出来事を記録し、僧侶や檀家、関係者たちの声を拾い集めればおそらく雄弁なPRのためのドキュメンタリー映画が一本作られたであろうことは想像に難くない。しかし空族はその雄弁さに背を向ける。あえてシナリオを書き当事者である僧侶に不慣れな芝居をさせてまで(まぎれもなくイーストウッド的!)カットを割ったフィクションを撮る。そこには彼らの考える映画の倫理が体現されていると僕には思える。仏教のPR映画を空族が一遍の劇映画として撮る。その事態こそがHIPであり、またそれをあっさりと招いてしまう仏教に底知れぬ宇宙を感じる。かっこいい!必見!