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配信内容の例として4月23日夜の配信を紹介します。投票日にちなみ、「曹洞宗と政治の結びつきの有無」について解説いたしました。以下、ご覧ください。

こんばんは🌆今日は投票日でしたね。私は葬儀が重なることを考えて毎回期日前投票をしています。
今日は「曹洞宗と政治の結びつきの有無」を解説します。
結論からお話しすると「どの政党とのいかなる結びつきも無い」です。
曹洞宗の教えを宋(今の中国)で学び持ち帰ってきた道元禅師は、師僧の如浄禅師から修行の心得を説かれており、その中に「国王大臣に親近せず」というものがあります。
当時の日本の社会構造に当てはめると「朝廷と鎌倉幕府から距離を置いて修行に専念せよ」となります。権力を頼りにして庇護を期待するようではお釈迦様の心から遠ざかってしまうぞ、という戒めだったのでしょう。
帰国した道元禅師は紆余曲折あり、終生の修行の地を越前国(福井県)とされましたが、権勢を離れよという師僧の教えもあってのことだったのかもしれません。我々曹洞宗の僧侶の中ではよく知られている逸話です。
こういった背景があり、現在の曹洞宗も政治との繋がりを忌避する雰囲気があるように感じますし、実際「◯◯党を支援します」という通達が下りて来たことも一度も無く、自分で投票先を選んでいます🙂
お読みくださりありがとうございました👍
以上です。
文字数に制約があり若干省略している部分がありましたので補足します。道元禅師が越前国に移ったのは、越前国志比庄の地頭 波多野義重(はたのよししげ)氏の招聘を受けてのことです。
道元禅師は「我が先師天童如浄古仏、大唐越州の人事なる間、越の名を聞くも懐かし、我が所望なり。」とご返事されて、越前国に向かうことを決めたとされています。
参照:宗務庁発行 『道元禅師伝』より