配偶者が亡くなって葬儀が終了した後、供養のために仏壇を買ったとしても後継者がいないので買うのをためらわれているというご相談をいただくことが増えてきました。
私は家に仏壇があるのが当たり前だったので、仏壇がある意義をあらためて考えるようになったのは住職になってからでした。
平成20年に住職となって以来お檀家さんと接し続け、私生活では平成29年に母が亡くなり喪主を務めたこれまでの経験で、私は仏壇があることで故人の存在をより身近に感じることができると実感しております。故人と一緒に歩んできた自分自身の人生の中に、故人の生きた証がしっかり刻まれ、自分の中で生きていることを実感できる時間と空間を作ってくれると感じます。
仏壇は自宅にお釈迦様をお迎えし、先祖の位牌を安置するもの。今風に言えば「リモートのお寺」です。仏の教えに親しむ=感謝と思いやりの気持ちを育むための礼拝の場所ですので、ぜひ用意され故人を思うための空間をお作りになることをお勧めします。
ただ、ご本人が高齢の場合はせっかく仏壇を購入されても数年しか置いておけない不安があるでしょう。その場合はリビングや、自宅の落ち着いた空間を位牌の置き場所に選び、一仏両祖の掛け軸と位牌、亡くなられた方のお写真、お花とお線香などをあげる場所を作られたら良いでしょう。
後継者のいない方には画像のようなサイズのお仏壇や、家具と調和するデザインのものも。お近くの仏具屋さんにお問い合わせください。価格は変動すると思いますので伏せておきます🙇♂️
さて、お寺ヨガに行ってまいります🧘♂️