文例
令和3年3月の永祥寺だよりに「いのちの手紙」を封入しました。すでに数通のお手紙が届いております。
しかしながら、初めてのこともあり趣旨が正しく伝わっていないようです。執筆の参考になるよう文例を作りましたのでご覧ください。
家族のみんな
みんな元気かい?お父さんの、令和3年4月現在の心境を手紙に残しておきます。
〇〇(配偶者の名前)、結婚して〇〇年、俺が仕事を続けてこられたのは〇〇と作り上げた家庭があったからだよ。人生のパートナーに俺を選んでくれて、今日まで本当に幸せな毎日だった。そして最後まで一緒にいてくれてありがとう。天国で〇〇が来るのをゆっくり待ってるよ。
〇〇、〇〇(子どもたち)、この手紙に残した言葉をみんなが聞いているのが何年先のことかはわからないけど、お父さんは二人が成長していく様を見るのが楽しかったよ。二人が悩みを抱えていた時、いつも上手に見守ってあげられていただろうか。おそらく至らない父だったと思う。すまなかったね。けれど、お父さんは二人と接していくことで本当の意味で父親にさせてもらえたと思ってる。お父さんとお母さんの子に生まれてきてくれてありがとう。
お父さんは先に行ってしまうけど、お母さんが心配なのでなるべく気にかけてあげてね。
みんなありがとう。またね。
いかがでしょうか?多くの方にこの取り組みが広がり、お通夜の場面で読み上げられる「いのちの手紙」に心癒される人が増えることを願っております。
手紙の読み上げについて
お通夜法話の最後に付け加える形で読み上げます。余計なコメントなどせず、ただ読み上げたいと思います。
いのちの手紙を考案されたお寺
北海道むかわ町 法城寺様 http://hojoji.com/
PDFファイルダウンロード
永祥寺版のいのちの手紙と、普及用に送り先寺院名を空欄にしたものを作成しました。賛同くださるご寺院様はご自由にお使いください。
全国的にまだまだ珍しい取り組みです。お檀家さんがこのデータを使って菩提寺の住職に手紙を託したい場合は、前もってお寺の住職さんにその旨を相談していただかないと驚かれることと思います。趣旨をご説明の上で活用してくださいますようお願いします。